ディアンス・ナイト
鈴木大介×大萩康司×松尾俊介×村治奏一
ディアンス作品のスペシャリストたちがここに結集
ローラン・ディアンス(Roland Dyens)
現代のクラシックギター・レパートリーにおいて、その作品が世界中でもっとも広く弾かれているギタリストのひとり。〈タンゴ・アン・スカイ〉《リブラ・ソナチネ》《3つのサウダーヂ》といったオリジナル作品はもちろん、ジャズ、ブラジル音楽、シャンソン、タンゴ、そしてクラシックのピアノ作品などを題材にした高度な編曲作品は、世界の名手たちの格好のレパートリーとしてあらゆるステージで演奏されている。
1955年生まれチュニジア出身で、ギターを9歳から開始。パリの名門エコールノルマル音楽院で本格的に学ぶ。アレッサンドリア国際ギター作曲コンクールやACC(アカデミー・シャルル・クロ)ディスク大賞など、さまざまな賞を早くから受賞し、1980年後半には代表曲〈タンゴ・アン・スカイ〉が世界中で大ヒット。ギター演奏家としてだけでなく作曲家としても広く活躍するようになり、現在にいたるまでもっとも作品が演奏されているギタリスト作曲家のひとりとして人気を博している。パリ国立高等音楽院の教授として後進の育成にも積極的に取り組んだ。2016年10月29日、パリにて他界。
至高のギター音楽を味わうためのコンサート
2016年10月29日、61歳の誕生日を迎えわずか10日をすぎたばかりのマエストロがこの世を去りました。これからさらに多くの作品を世に出すことを期待されていたギタリストであっただけに、その知らせはギターを愛する世界中の人々に深い悲しみを与えました。しかし私たちは今でも、彼が遺した作品を通して、その音楽に触れることができます。
本公演の出演者は、『キネマ楽園』シリーズで数々のディアンス編曲作品を録音している鈴木大介、〈サウダーヂ第3番〉〈ヴィラ=ロボス讃歌〉などで名録音を聴かせる大萩康司、ディアンス作品集CDアルバムを制作し、本人とも深い関わりのあった松尾俊介、そして《リブラ・ソナチネ》の演奏などでディアンス作品の流行をもたらした村治奏一という、このプログラムのスペシャリストばかりです。彼らが演奏するディアンスの音楽に触れることで、より深く、さらに広く、クラシックギターの魅力を味わうことができるでしょう。マエストロが“アレンジ”したギター音楽の世界を心ゆくまでご堪能ください。
出演者による白熱のスペシャルトーク!
“「ディアンスかっこいいんだぜ」というのを聴いてもらう、そういう趣旨のコンサート”(鈴木大介)
“ディアンスを集中的にやろうとすると自然とこうなるのだと思いますが、プログラムが彩り豊かです”(大萩康司)
“全編通して弾いていくなかで、どこかに「ディアンス像」のようなものが結ばれる瞬間を聴いてもらえると思います”(松尾俊介)
“《リブラ・ソナチネ》は久々なので、楽しみですね。それと実は〈タンゴ・アン・スカイ〉は初めて弾きます”(村治奏一)
出演者
プログラム
作・編曲はすべてディアンス、括弧内は原曲作曲者
出演者の声
ギャラリー
ディアンス・ナイト
18時40分開演[18時15分開場]
- 豊洲シビックセンター
- 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩1分
- info@kga.tokyo
- ご予約はこちらから
- マイチケ
- カンフェティ
- 0120-240-540[平日 10時~18時]
ご予約はこちらから
- マイチケ
- カンフェティ
- 0120-240-540[平日 10時~18時]